治療症例紹介

腰の治療症例紹介・コラム

本日の治療症例紹介 CASE-No.215|ILC国際腰痛クリニック(東京)コラム 

患者様

80代 男性 

これまでの患者様の経過について

30~40代の間にぎっくり腰を10回程度発症。その後慢性的な症状となる。

50代から接骨院に通院し始める。

2024年4月から右臀部から右下肢にかけて痛み始め、近医の整形外科を受診し脊柱管狭窄症と診断。投薬・ブロック注射をしたが改善せず。

痛みが増悪している為、根本治療で当院来院となる。

治療前の症状について

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い6858

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛みの部分-腰、両下肢

前屈:変化なし

後屈:臀部の痛み増悪

ラセーグ:両側とも陽性

圧痛:無し

間欠性跛行:陽性

・日常動作

歩き始めの際に症状悪化。

画像及び所見について

  • L3/4-脊柱管狭窄症
  • L2/3,3/4,4/5-椎間板変性症
  • L2/3,4/5-線維輪断裂

以上の事が画像上認められます。

・L3/4-脊柱管狭窄症を認め、主症状の原因の可能性が高い。

・L2/3,4/5-椎間板変性による椎間孔狭窄症を認め、症状の原因の可能性がある。

また、両椎間板とも線維輪断裂を認める為、頻回したぎっくり腰の原因の可能性が高い。

治療について

患者様と相談の元、2/3,3/4,4/5にセルゲル法を施行

治療は末松医師が行いました。

DiscoGelを入れた後の画像になります。

治療は20分程度で終了

治療中痛みがあったが回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル3箇所=1,540,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長

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